こんにちは!
ユーハウス設計の新橋です。
今回は火災報知器の設置場所の詳細、取付位置についてお伝えします。
◆火災報知器の設置場所
火災報知器を設置するのが望ましいとされている場所がありました。
それぞれの場所と設置が必要とされる理由についてお伝えします!
〇寝室
火災の発生する時間は就寝中が多く、
住宅火災における逃げ遅れによる死亡者は6割にものぼるそうです。
寝室に設置することで、
もし住民が就寝中に火災が発生した場合、
火災報知器の警報音によって火災に気付き、
被害を最小限に抑えることが可能です。
〇階段
火災発生時の避難経路として重要な場所となります。
住宅火災では、煙が家の中に充満して安全に避難が
できなくなるまで、3〜5分ほどと言われています。
階段への設置により、火や煙が広がる前の避難へとつなげられます。
〇台所
台所は火を使うことが多く、火災の発生リスクが高い場所です。
台所のガスコンロで起きた火災原因の一位は、
火を消し忘れたことによるものだそうです。
台所への火災報知器の設置は、
火災が起きてすぐのタイミングで警報が鳴り、
迅速な対応へとつながります。
〇居室
家族が日常的に過ごす場所であり、
火災が発生した場合、逃げ遅れるリスクが高い場所でもあります。
万が一居室で火災が起きても、
煙が広がる前に感知し逃げ遅れを防げる可能性が高まります。
◆取付け位置
壁へ取り付ける場合
警報器の中心が天井から15cm~50cm以内に入るように取り付ける。
天井へ取り付ける場合
警報器の中心が壁や梁から60cm以上
(熱式の場合は40cm以上)離して取り付ける。
取り付け時の注意事項
火災による煙を正常に感知できない場合や、
誤作動、故障の原因につながります。
●エアコンの近く
空気の吹き出し口から1.5m以上離して取り付ける。
●照明器具の近く
照明器具からは30cm以上離して取り付ける。
●ガスレンジの近く
煙式を台所に取り付ける場合、
ガスレンジからは充分距離をおいて取り付ける。
◆住居に合った火災報知器の種類を選ぶ
火災報知器は、住まいに合った種類のものを選ぶのが大切です。
火災報知器には、煙感知タイプや連動型など、
さまざまな種類があります。
火災時の安全性を高めるために非常に重要です!
火災報知器を適切に設置し、大切な人の命を守っていきたいですね!