こんにちは、岐阜の注文住宅ユーハウス設計の前田です
前回は許容応力度計算についてお話しました
今回は耐震等級についてです
皆様、耐震等級2や耐震等級3という言葉をお聞きになったことはありませんか
「耐震等級」というのは地震に対する建物の強度、耐震性能を表す指標の一つです
耐震等級は耐震等級1から3までの3段階があり
耐震等級1を基準にして建物の耐震性能が上がるにつれて等級も上がります
耐震等級1は建築基準法で定められた建物に備わっているべき
最低限の強度を満たしていることを表します
具体的には阪神淡路大震災クラスの
数百年に一度発生する地震に対して倒壊、崩壊しない程度です
近年では熊本地震や大阪北部地震などが当てはまるでしょうか
耐震等級2は等級1で想定される1.25倍の地震が起きても倒壊・崩壊しない程度
耐震等級3は等級1で想定される1.5倍の地震が起きても倒壊・崩壊しない程度を表します
数百年に一度発生する地震に対して倒壊、崩壊しないと有りますが
必ずしも建物が損傷しないわけではありません
建物の損傷具合によっては建物の修復が追い付かず
建て直しが必要になることもあるかもしれません
また昨今の日本では震度6、震度7の地震が立て続けに起きています
家族の安全を考えて今一度耐震について考えてみてはいかがでしょうか