
こんにちは。岐阜の注文住宅ユーハウスの伊藤です!
本日も好きな器と御菓子について書こうと思います。
今日は、和菓子と合わせたくなる器をセレクトしてみました。
この白磁の角皿は常滑の友人の作品です。
白い器は、春の淡い色の御菓子を引き立ててくれます。
御菓子は大垣市上石津の宮崎屋の春の練り切りです。
このお店はカステラもおすすめです。
次の作品を紹介する前に、陶器を作るときの簡単な流れのお話です。
粘土を成形する→乾燥をさせる→素焼きをする→(加飾)→釉薬をかける→本焼きをする
この作品は、粉引きという技法で常滑の作家さんの作品です。
合わせた御菓子は飛騨の木の実よせです。
粉引きは、ベースとなる器は赤土で成形します。
その上に白化粧土(液体)をかけます。
この技法が難しいのは白化粧土をかけるタイミングです。
生(乾燥途中)の状態でかける場合は崩れてしまう可能性があります。
素焼きをしてから白化粧土をかけて仕上げる作家さんも見えますが、
仕上がりは、生で化粧土をかけた方が柔らかい雰囲気に仕上がります。
素焼きの化粧土をかけた方は硬い感じに仕上がります。
一見するとただの白い器に見えますが、
実はタイミングが難しい技法なので、
作品が出来る一般的な流れを先に説明しました。
この作品は、貫入釉の作品です。
先程の作品似ていますが技法は違い、素焼き後にかける釉薬によって表現されています。
※貫入とは釉と素地の収縮率の差により、焼成後の冷却時に生じた釉のひび模様の事です。
最後の御菓子は長野県小布施の竹風堂の栗のきんつばとどら焼きです。
このお店は、栗おこわが有名です。毎年一度はお土産で頂きます。
是非、皆様も好きな器と御菓子に出会って自分の特別な時間のおともにいかがでしょうか。