
こんにちは、岐阜の注文住宅ユーハウス 設計の奥田です。
以前基本の「プレカット図チェック」についてお話しました。
今回の設計のお仕事は「プレカットへ指示」を紹介します。
プレカット業者さんに加工してもらうには
私からもかなり細かい指示を出しています。
例えばストーブがあるお家。
屋根に煙突を設ける場合 野地板を受ける垂木を切り欠き、
開口部を補強します。
屋根面だけではありません。
天井から屋根にむかって伸びる金属の煙突周りを
不燃材で囲うことも必要です。
本来大工さんのお仕事なのですが
レッカー車がいる上棟時に大勢で組んでしまうのが望ましいです。
重い箱組を持ち上げての高所作業は人の手だけでは
とても大変だからです。
このように構造材や羽柄材だけでなく写真の筒状の箱も
プレカット工場で加工するようお願いしています。
私からはこんなアイソメ図で指示をしています。
プレカット工場もこればかりは手加工ですけどね💦
この後煙突上部の部材を取り付け、野地板に防水シートを施し
雨仕舞完了で上棟終了。
スピード勝負の上棟には 現場の皆さんだけでなく
設計担当者も入念な準備が欠かせないのです。
※ちなみに写真の棟部分 野地板が少し空いているでしょう。
これは屋根面の空気を排出するための通気口になります。