
こんにちは!
ユーハウス設計の服部です。
今回はあまり人目に触れることが少ない「ルーフィング」についてお話します。
「ルーフィング」とは、
屋根材の下に敷く防水シートのことです。下葺き材とも呼ばれます。
あまり認知はされていませんが、
雨漏りなどのリスクから家を守る重要な役割を担っています!
ルーフィングと言っても、様々な種類があります。
●アスファルトルーフィング
●改質アスファルトルーフィング
●粘着層付改質アスファルトルーフィング
●透湿ルーフィング
●アスファルトルーフィング
一般的によく使われている最も安価なルーフィング。
フェルト(合成繊維不織布)にアスファルトを浸し、コーティングして作られており、
耐用年数10年程度で止水性に優れたものです。
●改質アスファルトルーフィング
アスファルトにゴムや合成樹脂、ポリマー、プラスティック等を混入させ、耐久性を高めたルーフィング。
耐用年数は20~30年程度で止水性に優れたものです。
●粘着層付改質アスファルトルーフィング
改質アスファルトルーフィングの片面が粘着層になっており、釘やホッチキスで穴を開けることなく、施工ができるため雨漏りのリスクも少なくなります。
耐用年数は30年程度。
●透湿ルーフィング
これまで紹介したルーフィングとは違い、透湿性のあるルーフィング。
湿気を排湿できるため、野地板を乾燥させ、劣化のリスクが少なくなります。
通気層が必要となるなど、屋根構成が限定されます。
耐用年数50年程度。
高耐久性を求める場合は、改質アスファルト系のルーフィング。
防水機能よりも透湿機能(内部の湿気を外部に排出)を求める場合は、透湿ルーフィング。
ユーハウスは耐久性のある改質アスファルトルーフィングを標準採用しています。
ルーフィングの中でもそれぞれ性能・費用も違うため、
自分たちの目的と予算に合わせてルーフィングを検討していきたいですね。