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設計のお仕事 省エネ性能証明

こんにちは

ユーハウス 設計の奥田です。

ブログはじめです(*^^*)

今年もどうぞよろしくお願いします。

 

昨日は今季最大の寒波そして大雪となりました。

早朝から雪かきをしたので汗💦をかきました。

冷えたら風邪をひきそうですね。

 

以前ブログで紹介した雪見障子ですが

部屋からのぞく雪景色はこんな感じです。

この部屋が暖かければのんびり寛げるのですが

寒くてここには居れません。

築35年程の土塗壁の和室ですから断熱性能は望めません。

 

さて昨年末に新築住宅に関わる補助金について触れました。

※子育てグリーン住宅支援事業(補正予算案)

『GX志向型住宅』の要件に適合しその他諸条件を満たす場合は

1戸当たり160万円の補助が受けられるというものですね。

※GX=Green Transformationグリーントランスフォーメーション

※『GX志向型住宅』=ZEH水準を大きく上回る住宅

この補助金を受けるには数値化し適合証明を取得してから

申請をします。

 

表の3つの条件の①について簡単に説明しましょう。

①断熱等性能等級6以上

 

『省エネ基準地域区分』によって違うのですが

例えば岐阜県各務原市であれば6地域(東京も地域区分6)

 

6地域の断熱等性能等級6の基準は

UA値が0.46以下

ηAC値が2.8以下 です。

UA値、ηAC値て なんのこっちゃ?ですよね。

 

UA値が外皮平均熱貫流率です。

住宅全体の外皮から逃げる熱の『総量』を

外皮の『面積』で割って平均化した値を示します。

『総量』なので外皮のすべての部位を拾い出します。

 

 

屋根の断熱仕様、外壁の断熱仕様、床(基礎)の断熱仕様

そして一番熱損失が大きい窓・ドアなどの鋼製建具の仕様

これらを一つ一つ正確に数値化します。

 

 

 

ηAC値が冷房期の平均日射熱取得率です。

強い日差しによって熱くなる夏=冷房期

住宅全体に入ってくる夏の日射熱の『総量』を

外皮の『面積』で割って平均化した値を示します。

先ほどと同じように外皮全ての部位を拾うのですが

一番日射熱を取得する割合が大きいのは窓ですので

こちらの選定はとても重要になります。

 

 

窓の大きさやガラスの組み合わせを数値化します。

 

 

ガラスの性能だけでなく、屋根の庇の出もポイントです。

 

季節により日射角度が違うので

冬暖かく夏涼しくする方法はサッシの仕様だけでなく

住宅の形全体で考えなければいけません。

 

住宅のプランと並行して外装の仕様や

サッシの仕様を確定させるのはこの為なのです。

 

次回は表の3つの条件の②と③について簡単に説明しましょう。

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