無量壽寺というお寺 その3

無量壽寺って凄すぎる!。
見れば見るほど???
どうしてこんな建物が出来ちゃうの?
という疑問がイッパイなんです。
商売柄、どこにいっても「この総工費はいくらですか?」と、
必ず聞きたくなってしまうのですが、
ここでは聞くこともできませんでした。


そんなスケールではありません。
多分聞いても分からないと思います。
写真ではお見せできませんが、( ← 内部は撮影禁止です。)
本堂、釈迦堂、観音堂の内部は、
中国工芸美術大使(人間国宝)の余国平仏師政策の釈迦如来 座像があったり、
木彫りの彫刻が多数欄間として飾ってあったりと凄すぎるのです。





この建物はは、2000人収容可能な講堂で、
昨年の12月の第6回佛教サミットもここで開催されたそうです。
『カンボジア王国 ノドム・シアヌーク国王陛下 国際佛教記念ホール』
と名付けられていました。


この釣鐘ですが、
釈迦堂前のものですが、
鐘の重さは48トン(だったと思います)あるそうですが、
同様の物が観音堂の前にもありました。
聞いた話では、
愛知県の上場会社の社長(今年亡くなられたそうです)の
寄進だそうですよ。(凄い方がみえるんですね。)




上の写真はなんだと思いますか?
まだ建築中ですが、
『ナーランダ僧院』だそうです。
大林組が施工をしていました。
ナーランダってなんなんだ? ( ← ダジャレ言ってるとバチがあたるぞ!)


もともとインドに実在した僧院(大学)の名前だそうで、
1600年の昔1万人の学僧が学んだ
世界最古の仏教最高学府だそうです。
この僧院は、12世紀後半に異教徒(イスラム教だそうです)の侵略によって焼かれ、
今は遺跡しか残っていないそうです。
孫悟空に出ている三蔵法師もここで学んだそうですよ。


その僧院をこの無量壽寺が再建しているそうです。
工事起工式を平成22年10月11日に行ったそうで、
2年後の平成29年に完成するそうです。
ここには550トンのベルが付くそうで、
この現地で鋳型を作り、
ここで流し込んで制作するそうですよ。
そんな重い物運搬できませんからね。
凄すぎると思いませんか?


ここのパンフレットには、以下のように書いてありました。
二千五百年のいにしえ
釈尊に発した仏教は
天竺からシルクロードを渡り
東方東漸
大和の国 南都北嶺
そして今 この地に至る



つまり、この神戸の地を佛教の聖地にしようとしているようです。
それを佛教国が仏教サミットで認めたようなんです。


「釈迦の原点に返る」
「源流は一つ
お釈迦様の教え」
現在日本には、
仏教の宗派は13宗派もあるそうです。
しかし、すべてはお釈迦様の教えです。
真言宗も天台宗も臨済宗も曹洞宗浄土宗も日蓮宗も・・・。
その源流たるお釈迦様の教えを教える寺院だというわけです。


そして分かったのは、
世界一のものを造ろうとすると、
日本だけではなく世界の名工や人間国宝が
300年500年残るものならと集ってくるという事実です。
世界一のものを造ろうとすると、
日本の名士がとんでもない額の私財を寄進するという事実です。
中途半端ではダメなんです。
2番、3番ではダメなんです。


今回はいい勉強をさせて頂きました。
多分ほんの入り口だけだと思いますが・・・。

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