「和室を取り入れたいけれど、昔ながらの雰囲気になってしまいそう」「モダンなリビングに合うのだろうか」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。子育てや家事のしやすさを考えると和室は魅力的ですが、デザイン性も妥協したくないものです。
実は、素材や色使い、照明を少し工夫するだけで、和室はLDKになじむおしゃれな空間になります。
この記事では、和室を取り入れる魅力やおしゃれに見せるポイントを解説するとともに、高気密・高断熱を強みとするユーハウスの建築実例も紹介します。理想の住まいづくりの参考にしてみてください。
和室の魅力
和室というと「古い」というイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、近年の注文住宅では、LDKと調和するモダンな和室を取り入れる事例も増えており、デザイン性と機能性を兼ね備えた空間として注目されています。
ここでは、和室ならではの3つの魅力を紹介します。洋室だけの住まいにはない、和室ならではの心地よさや便利さを見ていきましょう。
さまざまな用途に使える
和室の魅力は、ライフスタイルの変化に合わせて、柔軟に使い方を変えられることです。家事スペースや子どもの遊び場、在宅ワークのスペース、来客用の寝室など、ひとつの空間をさまざまな用途で活用できます。
たとえば、日中は洗濯物をたたんだりアイロンをかけたりする家事スペースとして使い、子どもが小さいうちはお昼寝や遊びの場所として活用することも可能です。用途が固定されやすい洋室と異なり、家族構成や暮らしの変化に合わせて役割を変えられることは、和室ならではの大きなメリットといえるでしょう。
くつろげる空間になる
和室は、家族が思い思いの時間を過ごせる、くつろぎの空間です。畳には適度なクッション性があるため、ソファーを使わなくても気軽に座ったり、寝転がったりでき、小さな子どもから大人まで自然と集まりやすいのも魅力です。
畳の原料であるイグサには、バニリンという香り成分によるリラックス効果や、湿度を調整する調湿性も備わっています。梅雨のべたつきや冬の乾燥をやわらげてくれるため、一年を通して快適に過ごしやすい点も魅力のひとつです。
子ども部屋として活用できる
畳のやわらかさは、小さな子どもにとってもうれしいポイントです。転んだときの衝撃をやわらげやすいため、安心して遊ばせられます。
赤ちゃんのころはお昼寝やおむつ替えのスペースとして、成長してからはリビング学習の場として使えるなど、子どもの年齢に合わせて用途を変えられるのも和室のメリットです。将来の使い道まで見据えて間取りを考えられる点は、子育て中の家庭にとって大きな安心材料になるでしょう。
和室をおしゃれに見せるポイント
和室を取り入れたいと思っていても「生活感が出てしまいそう」「LDKの雰囲気に合わないのでは」と不安を感じる方は少なくありません。とくにリビングとつながる間取りでは、おもちゃや日用品が目に入りやすく、雑然とした印象にならないか気になることもあるでしょう。
しかし、畳の色や素材の選び方、照明や収納の工夫次第で、和室はモダンなLDKに自然となじむ、おしゃれな空間になります。
ここからは、洗練されたLDKになじむ和室をつくるための具体的なポイントを紹介します。
畳のデザイン性を重視する
和室をおしゃれに見せたいなら、畳のデザインにこだわってみましょう。近年は、昔ながらの緑色の畳だけでなく、グレーやベージュなどのカラー畳も人気です。LDKのインテリアに合わせて色を選ぶことで、和室をモダンな空間に仕上げられます。
また、縁のない琉球畳を採用すると、すっきりとした印象になります。半畳サイズの畳を市松敷きにすると、光の当たり方によって濃淡が生まれ、空間に表情を与えてくれるのも魅力です。
襖や壁材にこだわる
和室をおしゃれに見せたいなら、畳だけでなく襖や壁材にもこだわってみましょう。壁の色や素材を変えるだけで、和室の印象は大きく変わります。
たとえば、ネイビーやグレーなどの落ち着いた色のアクセントクロスや、織物調の壁紙を取り入れると、モダンで上質な雰囲気を演出できます。木枠のないシンプルな襖を採用すればLDKにもなじみやすくなり、自然素材の風合いを楽しみたい場合は珪藻土や漆喰などの塗り壁もおすすめです。調湿性や消臭性を備えており、快適で心地よい空間づくりにも役立ちます。
照明や採光を工夫する
照明や採光を工夫すると、和室をよりおしゃれで心地よい空間にできます。天井の照明を1灯のシーリングライトだけにすると、空間が単調な印象になりやすいため、間接照明やダウンライトを組み合わせて陰影をつくるのがおすすめです。旅館のような落ち着いた雰囲気を演出しやすくなります。
また、障子越しにやわらかな自然光を取り入れたり、窓の配置を工夫したりすることで、時間帯によって異なる表情を楽しめるのも和室の魅力です。光の入り方ひとつで、空間の印象は大きく変わります。
家事スペースとしても、くつろぎの場としても活用したい場合は、調光機能のある照明を選ぶと便利です。用途に合わせて明るさを変えられるため、より快適な和室をつくれるでしょう。
リビングとのつながりを持たせる
和室とリビングをどのようにつなげるかも、おしゃれな空間づくりの重要なポイントです。間取りや床の高さを工夫することで、空間の印象や使い勝手は大きく変わります。
たとえば、リビングと和室をフラットにつなげると、視線が抜けて空間全体に広がりが生まれます。LDKをより広く見せたい場合や、小さな子どもを見守りながら過ごしたい家庭にも向いています。
一方で、床を一段高くした小上がりの和室は、リビングとゆるやかに空間を区切れるのが魅力です。ほどよい「こもり感」が生まれるため、読書や家事をしたり、ゆったりとくつろいだりする場所として活用でき、近年人気のヌックのような居心地のよい空間をつくりたい方にもおすすめです。開放感を重視するか、落ち着いた空間を重視するか、家族の暮らし方に合わせて選んでみましょう。
インテリアのテイストをそろえる
和室をリビングになじませるには、家具のラインを直線的にそろえるとよいでしょう。曲線の多い家具よりも、シンプルで直線的なデザインのほうが、和室特有の落ち着いた雰囲気になじみやすくなります。
家具は木や紙、布などの自然素材を選ぶとLDK全体のトーンを統一しやすく、畳を傷めないためにも接地面の広い脚を持つ軽い家具を選び、ラグを併用するのがおすすめです。「和室には家具を置かない」ではなく、畳にやさしい家具選びを意識することで、実用性とデザイン性を両立できます。
おしゃれな和室の建築実例集
ここからは、おしゃれな和室を取り入れたユーハウスの建築実例を紹介します。畳のデザインや照明、リビングとのつながり方など、少しの工夫で和室の印象は大きく変わります。
高気密・高断熱の快適な住まいに、デザイン性と使い勝手を兼ね備えた和室を数多く手がけてきたユーハウスの実例を、ぜひ理想の住まいづくりの参考にしてみてください。
お昼寝や腰掛けに使いやすい小上がりの和室

共働き夫婦の暮らしやすさを考えてつくられた平屋の実例です。お昼寝スペースとして設けられた小上がりの畳コーナーは、座りやすい高さにこだわって設計されています。
忙しい毎日のなかでも、ふと腰を下ろしてひと息つける場所があると、暮らしにゆとりが生まれるでしょう。
子どもの遊び場から客間・寝室まで使える和室

廊下をなくして空間を無駄なく活用した住宅の実例では、18帖のLDKに畳コーナーを組み合わせています。折り下げ天井によって、限られた空間でもメリハリが生まれ、広がりを感じられる空間に仕上がっています。
この畳コーナーは、子どもの遊び場としてはもちろん、建具を閉めれば客間や将来の寝室としても使える柔軟性を備えています。洗面脱衣室と回遊動線でつながっているため、洗濯物をたたんでそのまま収納できるのも便利なポイントです。
ひとつの空間が、家族の成長やライフステージの変化に合わせて役割を変えられます。
和モダンなワントーンでまとめた国産イグサの茶室

ほぼ平屋のような暮らしを実現した住宅には、和モダンなワントーンでまとめた茶室が設けられています。国産のイグサを使用しており、香りも楽しめる仕上がりです。
自分だけの空間を楽しめる隠れ家風の和室

リビングの一角を小上がりにして、ゆるやかに区切った和室の実例です。建具を開ければLDKと一体となった開放的な空間に、閉めれば周囲の視線を気にせず過ごせる、ほどよい「こもり感」のある空間になります。
直線的なデザインの建具や自然素材を取り入れることで、モダンなLDKとも自然になじむ和室に仕上がっています。小上がりの床下には収納スペースを設けているため、おもちゃや来客用の座布団などもすっきりと片付けられます。
家族とつながりながらも、自分だけの時間を楽しめる隠れ家のような和室です。
家事やお昼寝に使いやすいリビング横の畳コーナー

リビングに隣接した畳コーナーを設けた住宅の実例です。キッチンから畳コーナーの様子を見渡せる配置になっているため、家事をしながらでも子どもの様子を見守れます。
普段は洗濯物をたたんだり、子どものお昼寝スペースとして使ったりと、家族の暮らしに合わせて気軽に活用できます。来客時には客間として使えるのも魅力です。
また、小上がりの段差によってリビングとゆるやかに空間を区切っており、LDKにほどよいメリハリを生み出しています。畳ならではの素材感がフローリングとも自然になじみ、実用性とデザイン性を兼ね備えた和の空間に仕上がっています。
まとめ
和室は決して「古い」ものではなく、素材や色、照明の工夫次第で、現代のLDKに自然となじむおしゃれな空間に生まれ変わります。畳のデザインや家具の選び方、リビングとのつなげ方を押さえれば、生活感を抑えながら多目的に使える一角をつくれるでしょう。
デザインだけを追い求めるのではなく、高気密・高断熱による快適さや、家事動線とのつながりまで考えられた和室であれば、家族みんなが自然と集まる場所になります。子どもの成長に合わせて使い方を変えられる柔軟性も、長く愛着を持てる和室づくりには欠かせません。
ユーハウスは、耐震等級3や高い気密・断熱性能を備えた住まいのなかに、デザイン性と家事動線を両立した和室を数多く提案してきました。「和室を取り入れたいけれど、どのような間取りがよいかわからない」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
ユーハウスでは、ご家族のライフスタイルや理想の暮らしに合わせて、和室を含めた注文住宅の間取りをご提案しています。和室づくりでお困りの際にはぜひお問い合わせください。


