毎日暑い日が続いていますね。
既に、エアコンを利用している方もいるかもしれませんが、新しい家に入居すると真っ先に購入する家電の一つにエアコンがありますよね。
今回は、エアコンの正しい選び方について、岐阜の注文住宅会社ユーハウスがお伝えします。
■エアコンの畳数表示について
皆さんはエアコンの大きさを決める時、何を基準にしていますか?
ほとんどの方が、エアコンのカタログに記載されている畳数表示を見て決めるのではないでしょうか。
では、エアコンのカタログに記載されている畳数はどのように決められているかご存じですか?
実は日本産業規格(JIS)で定められた基準なのです。
利用条件は、以下の通りに設定されています。
・環境条件 単相100V 単相200V又は、三相200V
・周波数 50及び60Hz
・冷房
冷房室内温度27° (冷房をかけた時の室内の温度)
冷房室内湿度47%(冷房をかけた時の室内の湿度)
冷房室外温度35%(冷房をかけている時の外の温度)
冷房室外湿度40%(冷房をかけている時の外の湿度)
・暖房
暖房室内温度20° (暖房をかけている時の室内の温度)
暖房室内湿度59%(暖房をかけている時の室内の湿度)
暖房室外温度 7° (暖房をかけている時の外の温度)
暖房室外湿度87%(暖房をかけている時の外の湿度)
・設置条件 標準設置
・住宅 木造平家 南向き和室 居間
・広さ 製品能力に見合った広さの部屋(畳数)
・利用想定時間 1年間の使用日数モデル(東京モデル)
冷房6月2日から9月21日までの112日間
暖房10月28日から4月14日までの169日間
1日の使用時間 冷房9時間/日 暖房7時間/日
1年間の利用時間 冷房1008時間 暖房1183時間
という条件を基に1964年に原案が出され、1965年に制定されています。
1964年当時の住宅特性を基に規定された熱負荷値(室内を一定の温度に保ために必要とする熱量・カロリーの値)から変更されず、そのまま使われています。この当時の住宅は「無断熱住宅」と言われており、現在の住宅性能とは大きく異なります。
現在は2020年。実に56年前の基準を基にカタログの畳数表示はされています。住宅の性能は大きく向上したのに、畳数表示と必要能力の関係は見直されていません。
■正しいエアコンの選び方
夏場の冷房は、日射条件によって大きく異なり、単純計算はほぼ不可能と言われています。
暖房能力の計算には、建物の断熱性・気密性・日射取得が大切になります。
暖房は、住宅のC値と呼ばれる隙間相当面積でも大きく効果が変化します。C値が大きく隙間の多い住宅だと、エアコンで暖めた空気が上から抜けていき、足元から冷気が上がってきてしまいます。
畳数表示では必要熱量が賄えるエアコンでも、C値4程度の中気密だと、数値通りの満足感が得れない可能性があります。
本来はQ値(熱損失係数)C値(隙間相当面積)住宅の広さ等から計算し、正しい必要能力を知るのが理想的ですが、通常の建築会社や設計士さんでもそのような計算はなかなしてくれません。
そこでおすすめなのは、エアコンのカタログに記されている情報を正しく読み取ることです。
通常、エアコンのカタログには、畳数の目安・定格能力(通常運転をしたときに得られるエネルギー量)、消費電力(定格能力で運転した時の消費電力)という項目がありますが、エアコンの本当の能力を知るには最大能力を見ることが大切です。
6畳用エアコンの定格能力2.5Kwのエアコンでも、最大能力を見ると3.3Kw程度のものもあり、8畳用エアコンや10畳用エアコンと比較しても暖房の最大能力はほとんど変わらない場合もあります。
最大能力は冷房もありますので両方とも確認することをお勧めします。
また、APF(通年エネルギー消費効率)という項目もチェックしてください。
外気中の熱量を圧縮するために必要な電力の何倍エネルギーを作り出せるかという冷暖房の通年での効率を表しています。この数字が大きいほど、エネルギー効率の良いエアコンと言えるでしょう。
エアコンは適正な能力で運転するのが一番燃費が良くなります。
住宅の広さや性能に対して必要以上に大きなエアコンを使うと、弱運転をし続けることにも繋がり、非常に燃費が悪くなります。
また、能力が不足している場合は常に最大運転になり、こちらも燃費が悪くなります。
■適切な空調環境にこだわる方にお勧め
住宅に対して適切な能力を選ぶことは、一般の方にとって実はとてもハードルが高いことなのです。
しかし、選び方を間違えると、次のエアコンに変えるまでの十数年の間ストレスを抱えて生活することになりますよね。
ユーハウスでは、家庭用エアコン1台で家中の冷暖房ができる全館空調をお勧めしていますが、この住宅はまさに適切なエアコンの能力を1邸1邸計算して選んでいます。
とことん温熱環境に拘りたい方は、是非ご相談してください!



