女性プランナーが語る!
家づくりのポイント
point 4
子供のことを考える
子育て中のママが家づくりを始める時、どんなことを考えるでしょうか?
「家事の時間を短縮して、子供とふれあう時間を長くしたい。」
「家事をしながら子供の様子がわかるようにしたい。」
「子供部屋はいくつ用意しよう。」
「自分のものは自分で片づけられるようになってほしい。」
といったことがあるのではないでしょうか?
キッチン
洗面脱衣室への動線を最短に
毎日の家事の時間を短縮するには、移動距離を短くするのも大切です。
朝は料理をしながら洗濯の様子が分かると、無駄な動きがなくなりますよね。
例えばキッチンの隣に洗面脱衣室を配置して、洗濯機があれば、わざわざ見に行かなくても音でわかります。
またキッチンから脱衣室が見えると、夜、子供が1人でお風呂に入る時に様子が分かりやすく、夕飯の後片付けをしながら気にかけてあげられます。
私が今住んでいるアパートを選ぶ時も、キッチンと洗面脱衣室が図のような感じで繋がっている間取りのアパートを選びました。実際住んでみて行き来がとてもスムーズにでき便利です。
住んでみて他にもメリットを見つけました。
お風呂に入る時以外は扉を開けっ放しにしているので、冬は脱衣室の室温がLDKと同じになり、お風呂に入る時も寒くありません。
子供が生まれてからは頻繁に手を洗うようになったのですが、おむつを替えた後もすぐに手を洗いに行けるので便利です。
LDKに勉強スペースを
家事以外の時間は、家族とダイニングやリビングで過ごすことが多いと思います。
子供部屋はほとんどの方が用意されますが、子供部屋をつくったとしても、子供が小さいうちはママのいるLDKなどで宿題をしたりするのではないでしょうか?
その方がママも一緒に勉強を見てあげたり、勉強する子供の様子も分かって安心ですよね。
ダイニングテーブルの上で勉強すると、夕飯の準備をするときに邪魔になってしまうので、ダイニング脇や同じ空間の中にスタディカウンターを用意してみてはいかがでしょうか?
1階のファミリークローゼット
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1階での身支度を考えたとき、1階にファミリークローゼットがあるとさらに便利になります。
広さはそんなになくても、家族の上着をかけることができたり、よく着る服を仕舞えるスペースがあれば、朝の準備と帰ってきたときの着替えがとても楽になります。
私の家では、毎日着る上着がダイニングの椅子にかかっていて雑然として見えるので、家族の上着をかけられる場所をつくりたいと思っています。
写真はかなり広めのファミリークロゼットですが、洗面脱衣室と繋がっており、朝の身支度だけでなく、お風呂に入る時も服を取りに行く手間が省け、寝る時間まで1階で過ごすことができます。
子供部屋をいくつ用意するのか
子供の人数が決まっている場合は、子供部屋を初めから仕切ってつくる方が多いですが、まだ人数が決まっていない場合は、将来仕切れるようにしつつ、初めは繋げて広く使うのもいいですね。
私は二人兄弟ですが、中学校に上がるまでは同じ部屋で勉強し、同じ部屋で寝ていました。だから遊ぶのも勉強するのもいつも一緒でよかったなと思います。
将来壁をつくって仕切るには、ちょっとした工事が必要になりますが、子供が大人になって巣立ったあとは、また壁を取り除くことも可能なので、広い空間に戻すこともできます。