こんにちは!
岐阜の注文住宅といえば、ユーハウスの服部です。
今回は「荷重の組み合わせ」についてお話していきます。
これまでに仮定荷重として、
固定荷重や積載荷重、積雪荷重といった「鉛直荷重」
地震力や風圧力といった「水平荷重」のお話をしてきました。
構造計算をするときには、それらを組み合わせていきます。
この荷重の組み合わせについては、建築基準法施行令第82条に詳しく記載されています。
まず、力が長期的に作用しているものなのか、短期的に作用しているものなのかを考えていきます。
例えば、風の力や地震の力は1年中かかっているわけではないので、長期荷重ではないですよね。
他にも雪の重さは多雪地域の場合、3ヵ月や4か月も雪が降るので長期荷重です。
雪が少ない地域は、一時的に積もることはあるので短期荷重というように地域によっても分かれてきます。
固定荷重や積載荷重は建物に対して常に力がかかっているので、長期荷重です。
長期的な荷重で多雪地域の場合、雪の重さを0.7倍しています。
短期的な荷重では、一時的に多くの雪が降った場合は100%の雪の重さで計算します。
風が吹いたときや地震が起きたときに多雪地域では、雪の重さに0.35倍します。
これは、雪が載った状態で風が吹いたり、地震が起きたりすることは確率が少ないため、
0.7の半分の0.35で計算します。
この表の組み合わせを基に構造計算していきます。
この表の意味をしっかり理解をすれば、簡単に計算する事ができます!
何回かに分けて構造の基本的なことをお話してきまいたが、ここで一区切りになります。
次回までお楽しみに!
それではまた✋