設計のお仕事 施工図作成 洗面カウンター②

こんにちは 岐阜の注文住宅

ユーハウス 設計の奥田です。

先月に引き続き設計のお仕事「施工図の作成」を

ご紹介しましょう。

例はオリジナル洗面カウンターです。

前回は【平面図】を描きました。

今回は【天板開口図】です。

天板の開口(孔明け)には大きく分けて4つあります。

①シンクの埋込寸法

②シンクがカウンターに置くタイプの場合は 排水金具取付孔

③水栓の取付孔

④ポップアップ金具孔

本件は②~④が必要になります。

 

では描いて行きましょう。

1.平面図の隣りに 天板開口図用に 平面図をコピーします。

2.コピーした平面図の寸法をカウンターの縦横寸法以外全部消します。

3.平面図の色付きを透明にします。線表示のみにして下さい。

4.各機器も白抜きのまま残して下さい。

5.シンクの排水口には下記の排水金物が取り付きます。

 工具で締めるので金物+工具の入る幅を考慮し穴明寸法を決定します。

 ここでは46㎜+スパナやモンキーレンチの幅+α=120㎜で設定しました。

7.シンクにオーバーフローがある場合はシンク底部に突起があるので縦方向は長めに

8. 120×180 が排水金物用の穴明です。

9.次に水栓取付孔を描きます。

 商品仕様書を確認すると 取付孔径33~36㎜、

 厚5~35㎜と書いてありました。

 

10.ここではΦ35㎜の孔明けにしました。

11.カウンター厚は30㎜、取付可能厚35㎜ゆえに座彫り無し。

12.カウンターの端~孔中心までの寸法を記載します。

13.最後にポップアップの孔明けを描きます。

14.商品仕様書を確認すると

 取付孔径14㎜ 厚6~20㎜と書いてありました。

15.ここでは径14㎜の孔明けにしました。

16.カウンター厚は30㎜ですが取付可能厚20㎜

 ゆえにカウンター板の裏側を座彫りします。

 座彫りの径は35㎜程度、深さは10㎜とします。

17.カウンターの端~孔中心までの寸法を記載します。

ここまで描けば大工加工ができます。

次回 設計のお仕事 「施工図作成」 洗面カウンター③では

給排水設備図をご紹介します。

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