こんにちは 岐阜の注文住宅
ユーハウス 設計の奥田です。
先月に引き続き設計のお仕事「施工図の作成」を
ご紹介しましょう。
例はオリジナル洗面カウンターです。
前回は【平面図】を描きました。
今回は【天板開口図】です。
天板の開口(孔明け)には大きく分けて4つあります。
①シンクの埋込寸法
②シンクがカウンターに置くタイプの場合は 排水金具取付孔
③水栓の取付孔
④ポップアップ金具孔
本件は②~④が必要になります。
では描いて行きましょう。
1.平面図の隣りに 天板開口図用に 平面図をコピーします。
2.コピーした平面図の寸法をカウンターの縦横寸法以外全部消します。
3.平面図の色付きを透明にします。線表示のみにして下さい。
4.各機器も白抜きのまま残して下さい。
5.シンクの排水口には下記の排水金物が取り付きます。
工具で締めるので金物+工具の入る幅を考慮し穴明寸法を決定します。
ここでは46㎜+スパナやモンキーレンチの幅+α=120㎜で設定しました。
7.シンクにオーバーフローがある場合はシンク底部に突起があるので縦方向は長めに
8. 120×180 が排水金物用の穴明です。
9.次に水栓取付孔を描きます。
商品仕様書を確認すると 取付孔径33~36㎜、
厚5~35㎜と書いてありました。
10.ここではΦ35㎜の孔明けにしました。
11.カウンター厚は30㎜、取付可能厚35㎜ゆえに座彫り無し。
12.カウンターの端~孔中心までの寸法を記載します。
13.最後にポップアップの孔明けを描きます。
14.商品仕様書を確認すると
取付孔径14㎜ 厚6~20㎜と書いてありました。
15.ここでは径14㎜の孔明けにしました。
16.カウンター厚は30㎜ですが取付可能厚20㎜
ゆえにカウンター板の裏側を座彫りします。
座彫りの径は35㎜程度、深さは10㎜とします。
17.カウンターの端~孔中心までの寸法を記載します。
ここまで描けば大工加工ができます。
次回 設計のお仕事 「施工図作成」 洗面カウンター③では
給排水設備図をご紹介します。