熱伝導率と熱抵抗

こんにちは!

ユーハウス設計の服部です🍙

 

断熱材の特徴を表すキーワード

「熱伝導率・熱抵抗」についてお話していこうと思います。

 

まずは「熱伝導率」についてです。

「熱伝導率」とは、熱の伝わりやすさを表したものです。

 

熱伝導率が大きいほど熱が伝わりやすく、

 

熱伝導率が小さいほど熱が伝わりにくいのです。

 

 

なので、熱伝導率が小さい=断熱性能が高いという事です。

 

 

繊維系の断熱材であれば、繊維の密度の細かさによって性能が決まります。

 

プラスチック系の断熱材は同じ材料でも断熱材内部の気泡の大きさや構造により断熱性能が異なります。

 

 

※建築知識2022年9月号参照

 

上図が各種断熱材の熱伝導率の比較です。

 

実は断熱性能を高くするためには、熱伝導率が小さいだけではダメなのです。

 

断熱材の厚みも必要になります。

 

ある厚さの断熱材の熱の伝わりにくさを表したものが「熱抵抗」です。

 

熱抵抗値は、「断熱材の厚み÷熱伝導率」で求められます。

熱抵抗値が大きいほど熱を通しにくい状態になります。

 

そのため、断熱材の厚みが増すほど性能が向上します。

 

 

あくまで熱伝導率は断熱材の性能値であって、

 

実際の断熱材の厚みが考慮されていません。

 

熱伝導率が小さい断熱材を使用しても、

 

実際の施工時の断熱材の厚みによっては結果として断熱性能が低くなる可能性も。

 

 

断熱材を選ぶ際は熱伝導率だけではなく、

 

断熱材の厚み、熱抵抗も一緒に考えてみると良いでしょう

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ショールーム Rakurashie