気になる外壁材 焼杉
こんにちは。
ユーハウスプランナーの直井です。
今回のブログは、前から気になるな~と思いつつあまり詳しく知らなかった外壁材
【焼杉】
についてです。
↑他社施工例
私は将来、新築の一戸建てに住みたいと思っていますが、外壁材の候補として焼杉があります。
あの黒くて味わいのある雰囲気は焼杉でしか表せないと思っています(笑)
外壁すべてではなくても、アクセントや目隠しフェンスに、、、とも思っています。
そんな焼杉ですが、なぜそもそも杉を焼くんだ!?となりませんか?
それは、木の耐久性アップ&火事で燃え広がらないようにする
が大きな目的みたいです。
外壁に自然素材を採用すると素敵な風合いになる一方、それを維持するためにメンテナンスが必要です。
焼杉はメンテンナンスが要らないとまではいきませんが、通常の木を貼ったり塗り壁にするよりはメンテナンス負担は軽減されます。
また、木は火に弱いイメージがありませんか?
しかし、実際のところ木は一度炭化するとそれ以上燃えるのには時間がかかります。
木造の家の火事跡で木の骨組みだけ残っている映像を見たことのある方もいると思います。
なので、昔は一度木の表面を焼くことで炭化させて火事が起きたときに燃え広がりにくくしていたそうです。
ちなみに、焼杉には制作方法が2種類あります。
杉の木を大きなガスバーナーで炙るバーナー焼き
と
杉の木3枚を3角形の煙突状に配置して、その中を火で炙る三角焼き
という方法です。
三角焼きのほうが色味が濃く、凹凸がはっきりしています。
炭化している層が分厚くできるのが三角焼きなので、焼杉の機能面的な良さを重視する場合は三角焼きがおすすめです。
↑三角焼きの写真
最後に、焼杉は家を建てる地域(防火地域・準防火地域)によっては採用できなかったり、防火の兼ね合いで使用可能な断熱材の種類の制限があります。
雨仕舞などの施工上の注意や、それ以外のメリットデメリットもあります。
メーカーが出している窯業サイディングや金属サイディングのような扱いがしやすい外壁材ではないですが、その分いろいろな効果もある外壁なので、気になる方はぜひご相談ください♪