こんにちは
ユーハウス設計の奥村です。
今回は、採光計算についてご紹介します。
採光計算は細かく計算方法がありますが、今回は簡単に紹介しようと思います。
まず居室となる部屋には、採光に必要な開口部(窓)を設ける必要があり、建築基準法で定められています。
そのため、実際には窓が不要と思っている部屋にも、計算のうえ最低限必要な開口(窓)面積を満たさなければなりません。
居室は、リビング・ダイニングや寝室・子供室等の部屋が該当し、
トイレや脱衣室、WICなど水回りや収納等は含まれません。
この開口部は、さまざまな条件によって変わります。
①どんな地域に建てるのか
第一種低層住宅専用地域、中高層住宅専用地域等の住宅系
工業系
商業系
どの地域に建てるのかで計算方法が変わります。
住宅系の地域ほど制限が厳しく、商業系の地域ほど緩くなります。
②隣地境界から建物との距離、道路に面しているか
隣地から建物が離れているほど有利で、道路に面している場合は緩和対象になり、更に有利になります。
③屋根の軒の出
軒が出ているほど不利になります。
④窓の中心から軒までの距離
距離が短いほど有利になります。
⑤部屋の大きさ
部屋が大きいほど、必要な窓サイズが大きくなります。
今回は、ざっくりとした説明になりますが、いろいろな条件によって、最低限必要な窓が必要なります。
どうしても窓を小さくしたい…という場合は、軒の出を調整したり、隣地との距離をとったり、窓の設置高さを高くしたり
工夫しながら設置していくと良いと思います!