研修旅行

グラバー園では、修学旅行の中学生達で溢れかえっていました。


今回の研修旅行のメインは長崎県でした。
初日は長崎の市内観光、
２日目は、あのハウステンボスの見学が入っていました。
私自身は長崎県の観光は５回目だと思います。
ハウステンボスは、開業した頃に１回行っていますので、２回目です。


私の中での旅行のメインはズバリ　ハウステンボスでした。
１９９２年の開業でしたが、
その頃見学したときは、とんでもない物を造ったなー　と単純に思いました。
しかし総工費２２００億円掛けて開業したものの
一度も黒字を出すことなく２００３年に経営破綻します。
それで野村証券とか色んな会社が再生を試みますが、
それでも黒字になることはなく撤退していきました。


そんな中で２０１０年に格安航空券で有名になった
ＨＩＳの会長の澤田秀雄さんがこのハウステンボス社長に就任しました。
そこで開業以来一度も黒字にならなかったこの施設を、
たった１年で黒字化させたというテレビを見たんです。
前置きが長くなりましたが、
そんな理由で是非とも行ってみたいと思っていたんです。




久し振りのハウステンボスは、たいへん綺麗でした。
開業して２０年経っていますので、
街路樹は大きく育ち歩道にはしっかり日避けの影をつくっていました。
経年で傷みがわかる箇所も継ぎ接ぎではありましたが、
補修されていました。
これは、プロの工務店に頼んで補修してもらったのではなく、
明らかに施設内の社員（メンテナンス要員かもしれません）が
コツコツと補修したものだろうと思いました。



そしてお客さんです。
確かに修学旅行生は多いのですが、
その次ぎに多いのは、外人です。
特に中国人、韓国人は圧倒的に多かったです。
やはりＨＩＳがバックにいますので、
日本で足りない商圏人口を海外に求めているんだなー　と思いました。


ここも修学旅行の中学生で一杯でした。


ハウステンボスの中で一番浮いた存在が私達の仲間でした。


施設はたいへん広いので、
とても３時間や４時間ですべて見学することはできませんでしたが、
１年で黒字化した理由がいたるところで見ることができました。