山の幸
今朝、不動産部の篠宮君がプレゼントを持ってきてくれました。
皆さん上の写真の篠宮君が指を指している物、何だか分かりますか?
竹じゃないですよ。竹に絡げてある物ですよ。
これは、自然薯(じねんじょ と読みます)という天然の長芋なんです。
非常に柔らかいので持ち運んだりするとすぐに折れてしまいます。
よって、竹や茅の茎などで添え木をして持ち運ぶんです。
自然薯を実際に山で掘った経験のある方なら、
この写真の物がいかに凄いのか分かると思います。
何が凄いのかというと、
第一に、このサイズに真っ直ぐに育つことがまず無いということです。
それは、自然の山に自生するわけですから
地面の中には石ころや木の根っこなどの障害物が一杯あります。
下へ下へ伸びていく芋が真っ直ぐになる条件は、
よほど地盤がいいか奇跡かしかないんです。
第二に自然界にこのサイズのものがあったとしても、
よほど経験を積んだ人間でないと掘れないということです。
私も掘った経験がありますし、
野山の中で自然薯を見つけることはできます。(まず、見つけることが難しいんですよ。)
この自然薯掘りというのは大変な労力と根気がいるんです。
芋自体が大変柔らかいので慎重に掘っていかないとすぐに折れてしまいます。
食べる時は切ってしまうので、
折れても味が変わるわけではありませんが、
そこが自然薯を掘る人間の意地とプライドにかけて折りたくないんです。
私は、山菜などの山の幸を採りにいくことが大好き人間なんですが、
この自然薯掘りだけは、超苦手で今は食べる側の人間に徹しています。
今日は、アツアツの新米にとろろ掛けご飯にします。
ありがとうございました。