先進医療

皆さん、来年名古屋市に『陽子線がん治療施設』が出来ることを知ってますか？
東海三県では初の施設となるそうですが、
全国では９箇所あるそうです。
当初計画では、本当ならもう少し早く完成していたそうですが、
現名古屋市長の反対で着工が遅れたというニュースは記憶に新しいですね。


この陽子線治療ってどんなものかと言うと、
放射線には、光子線（Ｘ線等）と粒子線というものがあるそうです。
その粒子線の一種である「陽子線」を体外から体内のがんに照射する治療方法だそうです。
腫瘍が身体深くにある場合でも、
がん細胞を狙い撃ちで照射できるそうです。
この陽子線治療はがん周辺の正常組織への影響が少なく、
手術を行ったりするわけではないので、
身体への負担が少なく早期の社会復帰が期待できるそうです。


しかし、難点が『先進医療』だということです。
先進医療の技術料は高額療養費制度の対象外だそうで、
ようは医療保険が効かないということです。
公的医療保険適用前の最新の診断や治療を先進医療というそうです。
粒子線治療やロボット手術など、
一般の保険診療レベルを超える最新の医療技術のうち
厚生労働大臣が定めるものだそうです。


実際にこの陽子線治療を行った際にいくら掛かるのかというと、
平均的な費用として２７０万円だそうです。
それが保険が効かないので全額自己負担になるということらしいです。


今回のブログのきっかけはある生命保険会社の説明でしたが、
その保険に入るか入らないかの話ではありません。
こんな素晴らしい先進医療がこの地区に無かったということがショックなんです。
一番近いところでは静岡県にはあるそうですが、
東海三県に無いんですよ。
その計画がやっと名古屋市議会で議決されたのに、
その後就任したK市長がそれに待ったをかけたんですよ。
信じれません。


この地区の患者は静岡県や関東地区まで行かなければならないんです。
本当に政治って怖いですね。
選挙で投票をする時は、
メディアに流されることなく、
しっかりと候補者の公約や考え方を聞いて投票したいですね。