電気自動車に目標価格って?

今日の、朝礼でも話しましたが、
今朝の日経新聞の一面に『電気自動車に目標価格』という見出しがありました。
副題が 経産省 普及へ値下げ促す でした。
 
これからのエコカーと言えば電気自動車(EV)だということは誰もが認めるところですが、
ハイブリット車などに比べてなかなか普及していないのが実情ですね。
その原因の一つに値段の問題があります。
そこで、政府(経産省)が電気自動車の価格低下を、
自動車メーカーに促すしくみを2013年度に導入するという制度です。


13~15年度の年度ごとの対象となる車両の価格を決めて、
これを下回る価格の差額分を全額購入者に対して国が補助するというものです。
新聞では日産リーフの例が出ていたのでこれで説明します。
現在車両価格が360万円として3年後の目標価格を250万円とします。
13年のこの車の目標価格を320万円とすると、
日産が325万円で販売するとすれば、
国が70万円を補助して、購入者は250万円+5万円=255万円を支払うという仕組みです。


あくる年14年の目標価格を280万円として、
日産が280万円で販売すれば、
国が30万円を補助して、購入者は250万円を支払えばよいという仕組みです。
この基準になる250万円は同クラスのガソリン車の価格だそうです。


補助金を出しながらメーカーからEVの生産を加速させ、
スケールメリットによって値段を下げさせ、
購入補助金を段階的に縮小していくことによって、
技術革新を早めるという施策です。
経産省は、自動車メーカーが目標価格に合わせて、
定価を段階的に下げるよう後押しするというものです。


それも3年間のみの期間限定でやろうというものです。
政府は公共事業だけでなく、
あらゆる分野で消費を喚起させ、
景気回復、デフレ脱却を図ろうという強い意志表示だと思います。


私は、大賛成なんですが、
問題は、時限立法だということです。
この限られた期間に買った方しかこの恩恵にあずかれないということです。
現在の太陽光発電の購入補助金及び売電価格でもお判りの通り、
そのことを知った方のみその恩恵にあずかれるということです。


民主党から自民党に政権政党が変わって、
施策が日替わりというか次から次ぎへと新しいものが出てきます。
とってもついていけない! というのが本当の所だと思いますが、
その辺りをしっかり押さえておかないと、
後からしまった!ということになってしまいます。


政府が考えている景気対策は、
家づくりだけではありませんので、
どんなことでも当社コンシェルジュにお尋ね下さい。

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