資材価格が上がる?

昨日の建築会議で、
菱垣次長より資材価格が上がり出しているという話がありました。
真っ先に動き出したのは構造用合板だそうです。
そして構造材(柱、梁、土台等)がもう4月にも値上げされるという状況だそうです。


これは、来年の消費税の増税による駆込み需要によるものではありません。
増税の影響も多少はあるかも知れませんが、
少し早すぎるように思います。
第1の原因は、アベノミクスによる円安です。
円安は、車や家電等海外へ輸出をしている企業にはフォローの風となりますが、
輸入が圧倒的に多い食品や燃料、木材類を扱う業種にとってはアゲンストの風になります。
今、ガソリンスタンドの価格表を見てもレギュラーで150円を超えてますし、
今朝の新聞にも、東北電力が電気代を11%値上げしたいという
申請をしたという記事が出ていました。


円安と言っても今までは実感はありませんでしたが、
1ドル78円前後だった為替相場が、昨日は94円近くでした。
実に20%も円安になっているんです。
こうやって数字で書くとインパクトあるでしょ。
ユーロにしても同じです。
昨年9月にイタリアに行った時は、
1ユーロ104円でしたが今は124円ですから、
19%円安になっているのです。


構造材関係の値上げ幅は、2割くらいだと言っているそうですから、
まさにこの為替のぶれ幅と連動しているように思います。
工務には、今、当社と契約して頂いているお客様の構造材はすぐ押さえること。
営業には、これから2月、3月に契約予定のお客様には、
少しだけ急いで頂いて間取りを確定させることを指示しました。


これからどうなっていくのかは、
過去の経験から概ね分かっています。
しかし、いつからということは分かりません。
できることは、心の準備だけなんです。
お客様には、機会を見つけてこれから先のことをお伝えしていくつもりです。
これから住宅ローンを組む方は、
間違っても変動金利にしてはダメですよ。(多分?)

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ショールーム Rakurashie