住宅ローン金利上昇?

最近新聞紙上で『住宅ローン金利上昇』という文字をよく見るようになりました。
と言っても今まで下がりに下がった固定金利が
5月に引き続き6月も少し上がるということだけのことなんですが、
いささか、一大事のごとく紙面が割かれています。


10年固定の金利を例に取ると、
三菱東京UFJ銀行の場合、
史上最低だったのは、昨年12月の1.3%だったそうです。
それが、今年の5月に1.4%になって、
この6月に1.6%になったということで
新聞では、「この半年で0.3%上がった」と書かれています。


歴史的に見ればまだ低い水準だが・・・と注釈はついているものの、
ちょっと敏感に反応し過ぎ!
と思ってしまいます。
確かに1度下がったものが少しでも上がると
何か損をしたような気がしますが、
過去を知っている私たちは、
10年固定で金利1.6% と聞くと 安! と思ってしまいます。


皆さんご存じのように、
住宅ローン金利は、10年物の国債の金利によって左右されています。
現在、金融市場では株価が乱高下していますし、
国債の金利もじわりとですが、上がってきています。
アベノミクスには限界がある的な発言がチラホラ出てきてもいます。


円安にしてもしかりです。
円高が是正されて現在100円台前半で推移していますが、
輸出企業は、各社好業績で増収増益となっているようです。
そして各社来期も今年以上の好業績となる予想をしているようです。
反対に輸入に頼らざるを得ない食料品や石油、天然ガスは一斉に値上げされています。
当然原発が止まっている日本は、
燃料代の上昇によって電気代は毎月のように値上がりしています。


私たち消費者には日々の食料品や電気、ガス、石油代の値上がりは、
すぐに財布を直撃しますから、
新聞、週刊誌は、その辺りを見て「アベのミクスは、本当に大丈夫か?」
一端上がった「日本株は、暴落する!」
などと書きまくり、ただただ不安をあおっているとしか思えないのです。
何のために? 
人間の不安心理をあおった方が購読者の興味を引くからですよ。


本当は、
今は、円高是正(円安)で一時的に苦しくなりますが、
トンネルの向こうには光が見えているので、
少しだけ我慢しましょう。
世界中で日本だけが経済成長がマイナスなんて嫌でしょ。
明日の夢も希望も無い国なんて嫌でしょ。
こう書いて欲しいですよね。


皆さんも、住宅ローン金利は確かに安いにこしたはありませんが、
心ない不安をあおるだけの新聞記事や週刊誌の記事を鵜呑みにせず、
物事の本質をじっくり見たいものですね。

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