黒部の太陽

みなさんは、『黒部の太陽』という映画を知ってますか?
これは、1968年に上映された日活の作品なんですが、
実話に基づいたノンフィクションの映画です。


あらすじとしては、
現在、黒部川にある関西電力のアーチ式のコンクリートダム(クロヨン)の制作工事のために、
どうしても必要だった長野県大町から黒部川までの
資材輸送用トンネル工事に関わった男たちの人間模様を映画にしたものです。
この工事は、たいへん難工事でしたが、
発注者側の関西電力と請負業者側の建設業者が一致協力して
その難工事に立ち向かっていくという内容です。


さすがに初上映された1968年当時は、
私は10歳だったので多分まだ草むらを飛び回っていたと思います。
よって私は、映画館では無く、
大学生の時にテレビ放映されたものを、
アパートで見た記憶が残っています。


実は、それ以来リバイバル上映というのがありませんでした。( ← 私が知る限りです。)
またビデオやDVDというのも発売されていませんでした。
よって自ずとビデオレンタルも無かったことになります。
理由は、この映画の版権を持っている石原プロモーションが、
この映画は劇場のスクリーンで観て貰いたいとの想いがあるからだと聞いていました。


その映画が、岐阜市の柳ヶ瀬にあるロイヤル劇場にて
6/22~7/5までの2週間放映されると言う記事が新聞に載りました。
是非とも時間を作って見たいと思っていましたが、
残念ながら見ることが出来ませんでした。
しかし、この映画がたいへん好評だったために、
シネックス(ロイヤルと同じ会社が経営する映画館)で追加上映するということを聞きました。
それで、やっとの想いで昨日観ることが出来ました。


映画の主役は、三船敏郎と石原裕次郎なんですが、
その他の脇役、配役は、私達の世代の者からすれば、
その後有名になった蒼々たる俳優たちばかりでした。
本編は198分の長編作品でしたが、
戦後から10年たった昭和31年頃の、
高度成長期前の日本人の仕事を達成していく
使命感と心意気が感じれる素晴らしい映画でした。


入場料金は、800円でしたが、
本当に楽しむことが出来ました。
今週土曜日まではやっているそうなので、
時間がある方は足を運んでみたらどうですか?
上映は1日に2回だけでしたので、
上映時間は、シネックスに確認してからにして下さいよ。

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ショールーム Rakurashie