日本国憲法

何を難しいタイトルを書いとるねん?って言われそうですが、
そうなんです。 憲法=難しい となってしまいます。
皆さんは、どうですか?
日本国憲法を読んだことがありますか?
お恥ずかしい話ですが、
私自身、日本国憲法を最初から最後まで読んだことがありません。


現在の解釈による『侵略戦争』の放棄 が書かれている第9条は、
歴史の中で議論が繰り返されているので知ってはいましたが…。
まず、文章が難しい。
原文は漢字とカタカナで古くさい。
等々憲法を読まない(読めない)理由を挙げたらキリがありません。


しかし、現在参議院選挙が始まっていて、
その争点の中に憲法改正が入っていますね。
と言っても、言っているのは自民党と維新だけのようですが。
民主党、社民党他は一斉に反対をとなえています。
私は、前々からじっくりと勉強したいとは思っていたのですが、
なかなか出来ずに今日に至ってしまっています。
この参議院選挙を機会にこの際、
少し憲法の勉強をしてみようと思い立ちました。


原文を読んでも理解が出来ないので、( ← 情けない。)
憲法のこと(歴史や解釈等)を書いてある本を読むことにしました。
そこで私が、アマゾンで取り寄せた本は、
百地 章著 『憲法の常識 常識の憲法』です。
初版の発行は、平成17年ですので8年前のものです。


この手の文章は読み慣れていないので、
決してすらすらと読めるというわけにはいきません。
しかし、スケジュールでは東京方面に行ったり、
名古屋に行ったりと何かと電車に乗る機会が多い今こそ
読もう(読めるかも)と思ったのです。


現在の朝礼のスピーチのテーマである読書感想文を
発表するまでには至っていませんが。
現在の憲法が施行されてから66年が経っています。
筆者は、
憲法と現実のあいだに大きなズレが生じて来ていることも紛れもない事実ですが、
このような場合、国民の多くは憲法を改正し、
憲法の条文を現実に合わせようとする。
それが常識というものであろう。
憲法といえども、あくまで国民が国家生活を営んでいくための
ルールにとどまるからである。 と言っています。


まずは、国家とは何か? 憲法とはなにか? 
日本国憲法がどのような状況の中で作られたのか?
つまり、GHQ占領下の中で、
はたして本当に日本国民が自主的に作ったのか?
から筆者の考察が始まります。
第9条をめぐって では、
自衛隊違憲論と合憲論
集団的自衛権についての政府見解
政府見解の問題点
領域侵犯等への対処は? 等々
現在の尖閣問題等で差し迫った対応が求められる内容にも踏み込んでいます。


また、政教分離について や
首相の靖国神社参拝をめぐって 
など世間で議論されていることに深く切り込んでいました。
しかし、これらは筆者独自の考えではなく常識(世界の常識)から考察されていました。
最後は、憲法改正問題について述べられていますが、
私自身も日本国民も国会も憲法改正問題についてもっと議論が必要だと思いました。


国のリーダーたちも
今までに何度と無く話題としては提供してくれていましたが、
首相になった時点で憲法改正問題は口にしなくなっていました。
しかし、現在の安倍首相だけは主旨貫徹して、
参議院選挙の争点の中にもこの問題を入れています。


この本を読んだ今の私の気持ちとしては、
憲法改憲論者となっています。
どう替えたいという答えは持っていませんが、
矛盾点は議論していくことが常識でしょ という気持ちです。
改憲論議をタブー化していることの方が不自然に思えてなりません。


この本を読むきっかけを与えてくれた安倍首相に少し感謝です。
皆さんも是非、憲法改正問題について考えてみて下さい。

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