名古屋城本丸御殿

昨日に続いて商工会議所の建設部会の研修旅行レポートです。
午後からは、名古屋城本丸御殿の復元工事現場の視察です。


1610年、徳川家康の命で名古屋城築城が始まり、
1612年にはほぼ完成したというから驚きです。
その名古屋城も1945年の名古屋空襲によって、
本丸の殆どを焼失してしまったそうです。


名古屋のシンボルとしての天守の再建を望む市民の声は日に日に高まり、
1959年(昭和34年)に天守だけが再建されたそうです。
2009年(平成21年)本丸御殿の復元工事に着手し、
2018年(平成30年)の完成を目指しているそうです。




ヘルメットをかぶって真面目に研修しています。

名古屋城本丸御殿は、文献や古写真、実測図、障壁画など
多数の豊富な資料が残されており、
史実に忠実な復元が可能だそうです。


名古屋城がたった2年で完成したのも驚きですが、
本丸御殿の復元に9年も掛かるというのも驚きですね。
9年間の総工事代金は150億円だそうです。
  
昨日は、丸1日日本の伝統建築について名古屋市内を見学して来ました。
今年は折しも伊勢神宮の式年遷宮の年、
こちらは、20年ごとに本殿の建て替えをやっているため、
仕組みとして伝統建築の技は受け継がれています。
問題は、それ以外の建築物についてなんです。
国全体で伝統建築の技術を伝承していく仕組みづくりの大切さを実感した研修でした。



復元模写された障壁画です。

ショールームで私たちとお話しませんか?

ショールーム Rakurashie