太陽光 670件取り消し?



昨日の経済新聞(夕刊)の1面の記事です。

今朝の中日の朝刊にも掲載されていましたが、
太陽光に設備認定の申請をしたことがある方からすれば、
かなり強烈な見出しですよね。


記事の中身を要約すると、
2012年度中に国から発電計画の認定を受けながら、
未だに発電を始めていない案件が約4700件あるそうで、
そのうち670件については認定を取り消す方向で検討に入ったということだそうです。


これってどういうことか分かります?
今まで、経産省に申請する設備認定には、
太陽光の設置期限が決められていなかったのです。
つまり、まず認定だけを受けておいて(権利取りだけをして)、
太陽光の設置工事は何時でもいいというものだったのです。


ましてや、電力会社に買い取ってもらう売電価格が、
2012年は42円/kwh、2013年は37.8円/kwhと
1年で約4円下がりました。
2014年はまた下がるだろうと言われています。
そうなれば早い段階で認定だけを受けておけばお得だということになります。
同じ太陽光を付けても、
認定を受けた時期によって買い取ってくれる単価が違うわけです。


だから、どうなるか分からない案件でも
認定だけは受けておこうという動きになるのはやむを得ないと思っていました。
私も、「太陽光を付けるつもりなら、まず認定を受けておきましょう。」
とお客様に勧めていました。


経産省が認定を受けながら発電を始めていない約4700件に対して、
実体調査をしたら、
570件は、発電用の土地、設備いずれも確保していなかったり、
100件は、無回答だったそうです。


土地を確保せずに設備認定を申請すること自体信じられませんが、
当初、規定していなかった設置時期を突然言い出した経産省(国)もちょっと(?)です。
これって簡単に言えば『後出しジャンケン』でしょ。
今の時代、あえて性善説(人間の本性は善であり、仁、義を先天的に具有するという考え)を、
唱えるつもりはありませんが、
最低限のモラルと最初に規定したことは押し通して欲しいですね。
そうでないと何を信じていったらいいのか分からなくなってしまいます。

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