月初めなのに年度末

またまた、新しい月が始まりました。
昨日、部課長会議で2月の総括をして本日を迎えたわけですが、
今月、すなわち3月は通常の月と訳が違います。


当社の石井副社長の口癖に、
『私たち建設業に従事する者には、
年度末及び新年度が3回あります。
1つ目は、1年の変わり目です。(言わずと知れた12月31日と1月1日ですね。)
2つ目は、会社の決算月にあたる期末と新規年度の月初です。
3つ目は、国や役所の年度末にあたる3月31日と4月1日です。』
これを幾度となく朝礼等で聞いていますが、
その3つ目にあたる月が今月なのです。


当社の事業の中でこの年度末(3月)を
とりわけ意識しなければならない部門が、
土木部と不動産部です。


不動産部は、会社の転勤等の移動が今月でキリが付きますので、
管理物件等を抱えている会社では、
空室を埋めるラストチャンスは3月までということになります。
4月以降に引っ越しはほとんどありませんので、
2月、3月は、活発な営業活動をする月ということになります。


また、土木部が受注する公共工事の大半は、
3月31日までの工期で発注されます。
中には、繰り越し工事と言って
最初から6月30日とか8月31日に設定されているものもありますが、
大半は、3月中の工期となっています。


これは、基本的に3月中に工事を完成しなければならないということです。
(#;中にはやむを得ない理由で工期が延長されることは当然ありますが。)
通常の年の場合、上記カッコ書きの事例が多々あるんですが、
今年の場合は、かなり厳しいのです。
皆さん、お分かりですね。
そうです。4月1日からの消費税の増税が絡んでいるんです。


工事が完成した日が3月31日までなら工事代金は5%の消費税が適用されますが、
4月1日以降の完成ですと8%になってしまいます。
全体の工事金額に対して3%余分に掛かってしまうそうなので、
これは大変なことになります。
ですから発注者である公共団体(民間も同じ)は必死になります。
当たり前ですね、市民の税金で仕事をしているわけですからね。


ですから、土木部にとってこの3月(特に今年の3月)は、
通常の月とは違ったプレッシャーがのし掛かってきます。
今日のある会議で各工事の進捗状況を確認しましたが、
概ね予定どおりに進捗しているようでしたので安心はしましたが、
毎年3月は天候が安定しない雨の多い月です。
少しでも工事の工程の前倒しをお願いしました。






 

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