心の教育

心の教育? そう簡単に言えば『道徳教育』ですね。
先日、部課長会議である提案をしました。
新入社員もベテラン社員も今一度「人間の生き方」、「働き方」について勉強しませんか?
これといったきっかけがあった訳ではありませんが、
最近各社員によって私が話したことや、
我が社が大切にしている考え方や行動指針を書いたマニフェスト等について
解釈が微妙に違うなーと思っていました。


そうなんですね。
人それぞれ、生まれた環境や受けた教育も違う訳ですから、
当たり前といったら当たり前なんですよね。
でもそこを摺り合わせておかないと将来大変なことになると思うんです。


そんな考えから、道徳教育にふさわしい書物を探していましたが、
ありそうでないのです。
まさか小学校の教科書を引っ張り出して来るわけにもいきませんからね。
そんな時出会ったのが京セラの稲盛和夫さんが書いた『生き方』や『働き方』でした。
稲盛和夫さんは松下幸之助の生き方に大変影響を受けていますし、
論語や仏教の考え方も大変勉強してみえます。


そうなんですね、
昔から誰もが勉強したり読み継がれた本を読むことが、
人として正しい考え方を身につけることになることなんだと気づきました。
そんな気づきから今回の提案に至ったのでした。
それは、各部署で毎日やって欲しいとも付け加えました。
その代わり、参考になるテキスト(本)は私が提供します と。



そんな私の提案を管理部が真っ先に実践してくれました。
初回のテキストはPHP社刊の『松下幸之助ビジネスルール名言集』です。
全社員の頭数だけあらかじめ購入しておきましたが、
「準備が出来た部署から申し出て下さい。」
という強制色はきわめて薄いスタートにしました。


管理部では自己研鑽のために、
毎日始業10分前に集合して、
10分だけこの道徳教育を実践することを決めてくれました。
今日がその初日だったようです。


道徳教育は初めてすぐに成果が出るものではないと思っています。
長く続けることによってジワジワと、
社員の考え方も正しくなっていくと思っています。
(現在の社員の考え方が悪いと言っているのではありません。
今よりもより良くなっていくと思っているのです。)


今日の社員の反応はまだ聞いていませんが、
きっと「それがどうしたの」的な反応だったのではと思っています。
しかし、毎日続けて欲しいと心から思っています。

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ショールーム Rakurashie