建築史

山口です。
先日、両親からお土産をもらいました!
この猫ちゃん見たことありませんか?



「あ!」と思われた方、おそらく正解です。
この猫ちゃんは「眠り猫」と呼ばれていて、
日光東照宮に行くと見ることが出来ます。
日光東照宮といえば他にも「見ざる、言わざる、聞かざる」の「三猿」も有名ですよね。
日光東照宮の建築は豪華絢爛で、
京都や奈良の社寺とはまた違った雰囲気です。
最初は正直、派手な建築だなというイメージがありましたが、
実際見てみると装飾はすごく細かく作られていて、
その中に生き物が隠れているので、
「あれは何の生物だろう」と考えながら見ているととても面白いです!

さて現在、日光東照宮は平成の大修理の真最中なんです。
修理工事の情報はHPにも掲載されていますが、
どの時期にどの部分が修理になるかはわかりません。
私も去年、卒論の研究のために日光東照宮に行きましたが、
お目当ての唐門はまさかの修理工事中でした。
(ちなみに卒論では唐門について研究していました。)
とても残念でしたが、社寺建築を後世に残していく為には、修理工事はとても大切です。
そのため、修理期間も数年単位で行われます。
貴重な文化財なので、修理工事の際は「修理工事報告書」というものが作られ、
詳細な情報がまとめられて保管されています。
私は、社寺建築が好きでよく見に行きますが、
見れば見るほどいつも「どうやって作られたのだろう」と考えてしまいます。

この疑問を少しでも解決したいと思い、卒論に取り組みました。
今でも神社に行くとついつい唐門ばかり見てしまいます。
現代建築を考えるのならば、歴史を知ることは本当に重要です。
そして、ただ知るだけでなく何故そうなったのかという考え方や
過程を知らなければ意味がありません。
これは建築に限らず、日常生活のいろいろなことでもいえると思います。
卒論を通して「建築史」の研究室で、この考えを学ぶことができました。

さて、今回せっかく両親が日光に行くということで、
出来れば綺麗になった唐門の写真を撮ってきてほしいとお願いしていました。
まだ一年しか経っていないので、
唐門の修理工事が終わっているか少し心配していましたが、
無事修理工事は終わって、綺麗な唐門の写真も見せてもらいました!

唐門の修理は終了しましたが、日光東照宮の平成の大修理は平成36年まで続きます。
とりあえず第一期が平成25年の3月に終了ということなので、
是非もう一度見に行きたいと思います(^▽^)ノ

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ショールーム Rakurashie