床断熱・基礎断熱
岐阜の注文住宅ユーハウス設計の前田です。
皆様は床断熱、基礎断熱という言葉をお聞きになったことはありますか?
今日は断熱の施工方法の違いについてお話しします。
簡潔に言うと、床断熱とは上の写真の様に床下の真下に断熱材を敷き詰めて施工することを指します。
断面で見ると上図のようになります。
青色で塗られた箇所が断熱材です。
断熱材の上に24㎜の構造用合板を張り、その上に15㎜の床材を貼っています。
断熱材より下の基礎部分には外気が入るため、屋外空間と同じと考えます。
そのため、基礎断熱と比較すると冷えやすくなります。
ですが、通気性が高いためシロアリ対策として有効です。
対して基礎断熱とは、次の写真のように基礎に断熱材を施工します。
黒色の部材が断熱材です。
断面図の赤く塗った箇所が断熱材になります。
図面の様に基礎の内側に断熱材を施工しています。
基礎断熱には基礎の内側に断熱材を施工する基礎内断熱と
基礎の外側に断熱材を施工する基礎外断熱がありますが、
ユーハウスでは基礎内断熱を採用しています。
基礎断熱は床下が室内空間と同じ環境になり、
床下の温熱環境をコントロールしやすくなるため、
全館空調を導入する際に採用されます。
ただし、床断熱よりもシロアリ被害のリスクが高いため、
防蟻対策への配慮が必要です。
ユーハウスではどちらの工法も採用しています。
気になる方は気軽にお尋ねください。