
こんにちは!
ユーハウス設計の服部です🍙
今回は断熱性能が低くなるときのリスクをご紹介します。
まず一つ目は、「ヒートショックのリスクが高まること」です。
「ヒートショック」とは、
温度の急激な変化で血圧が上下に大きく変動することなどが原因となり起こる健康被害のことです。
心筋梗塞や失神、脳梗塞などを引き起こします。
例えば、入浴時に急激な血圧低下により失神し、溺れて死亡するケースなどです。
東京健康長寿医療センター研究所によると
2011年には年間約1万7000人の人々がヒートショックに関連して急死したとみられ、
交通事故による死亡者数の3倍以上との結果が出ています。
急な温度変化を避けるため、室温が低くなりがちな冬の水回りもしっかり暖めておく必要があり、
生活空間の断熱性能を高めるべきだと思います。
次に二つ目は、「熱中症リスクが高まること」です。
熱中症の4割は住居内で起きていると言われています。
熱中症の発生場所は意外にも屋外ではなく、住居内がトップなのです!!
熱中症には2つのパターンがあります。
①「労作性熱中症」
元気な人が暑い中でのスポーツや仕事によって体調不良に陥る
②「古典的熱中症」
熱波に包まれた環境(室内)で過ごすことによって体調不良に陥る
数としては、圧倒的に②「古典的熱中症」が多いそうです!!
近年は高齢者が誰にもケアを受けないまま一人暮らしをしているケースも多く、
暑さを感じにくかったり、持病で体が弱ったりしていることが原因として挙げられています。
快適な環境の温度、湿度にするためには断熱性能を高める必要があります。
上記のようなリスクを避けて健康的に過ごすために、
断熱性能を意識してお家づくりされてみてはいかがでしょうか?