
こんにちは!
ユーハウス設計の服部です🍙
今回は断熱材の形状と施工方法についてお話します。
断熱形状は大きく分けて4種類です。
- フェルト状
- ボード状
- ばら状
- 現場発泡
断熱形状により施工方法も変わってきます。
施工方法は大きく分けて6種類です。
- はめ込み工法
- 敷込み工法
- 吹込み工法
- 張付け工法
- 型枠打込み工法
- 吹付け工法
それぞれの特徴としては、
- はめ込み工法
下地材の間などにフェルト状やボード状の断熱材をはめ込む方法です。
特殊な技術必要なく、簡単に施工できます。施工者によって精度の差が大きく、
隙間なくしっかりはめ込まれているか要確認する必要があります。
- 敷込み工法
天井材や野縁の上にフェルト状の断熱材を敷込む方法です。
気密を確保するために、断熱材を隙間なく詰める必要があります。
- 吹込み工法
断熱材を入れる袋をつくり、ばら状の断熱材を吹き込む方法です。
隙間なく施工ができ、性能劣化しないため設計性能を⻑期間実現可能です。
発泡せず断熱材を多く使うため、施工日数がかかり、専門の施工技術者による施工が必要となります。
- 張付け工法
ボード状の断熱材を接着剤や釘などで面に張り付ける方法です。
はめ込み工法に比べて断熱・防湿・気密施工が容易で、
配線や配管などの影響を受けることが少ないです。
断熱材の外側で外壁を支えるため、施工難易度が少し高くなっています。
- 型枠打込み工法
ボード状の断熱材をコンクリート型枠の中にあらかじめ貼っておき、後に
断熱材を残して型枠を外す方法です。
断熱材とコンクリートが密着し、間に雨水などが侵入するリスク低いのが特徴です。
- 吹付け工法
現場発泡硬質ウレタンフォームをスプレーガンなどで吹付ける方法です。
2 種類の液が混ざり、化学反応を起こすことで発泡・硬化するため、隙間なく施工しやすいです。
専門の施工技術者による施工が必要となります。
このように施工方法にもそれぞれの特徴があるため、
断熱材の種類だけでなくて、施工方法まで知っておくと断熱材を決める指標にもなりますね!
次回は断熱材の特徴を表すキーワードについてお話します。