絵本

こんにちは、宮本です。
いつも私は子供が寝静まった頃帰るのですが、
たまに早く帰る時は必ず布団の中で絵本を読むようにせがまれます。
その時かならず持ってくるのが、
シェル・シルヴァスタインと言う人が書いた「大きな木」という絵本です。
一番上の娘は、たくさんある絵本の中からなぜかそれをもってくるのです。

物語の内容は、一人の少年が壮年になる過程において
お気に入りの場所にある「大きな木」と語り合いながら人生を過ごしていくと言う、
すごく深い絵本なのです。
自分は、この絵本を読んでいると、
人間が生きる上での「悲しみ」と「孤独」を感じてしまいます。
「大きな木」にも悲しみと孤独があり、「少年」にも悲しみと孤独があります。
ただ、大きな木と少年の悲しみと孤独の質は全く異なるものだと思うのです。
「大きな木」は1人の少年を無償の愛で愛し続けようとしています。
それは、ある種の理想に生きる人間の象徴だと思います。
しかし、その無償の愛の対象である少年は、
大きな木の無償の愛に答えるわけではなく、むしろ利用しようと考えています。
でも、「大きな木」にとっての一番の幸せは、
「(相手が自分のことをどう考えていようと)少年と一緒にいることであり、
そして少年自身の幸せが達成されること」なのだと思います。
だから、自分がどんなに犠牲を払ってもいいわけです・・・・。


どっぷり自分の世界に浸ってしまいましたが、
無意識のうちに何か訴えているのかと思うといつも考え込んでしまいます。
とても愛情深い本なので、
お子さんがいる親御さんは一度読まれてみてはどうでしょうか?

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ショールーム Rakurashie